生産者来日-mazzolino-

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先日イタリア北西部のロンバルディア州から、NOIRでお馴染みのテヌータ・マッツォリーノの2人が来日しました!

フランチェスカは5年ぶりの来日、3代目の彼女にバトンが渡ってから8年近く経ち、コロナ中に挑戦した試みも開花してきたマッツォリーノは彼女の目指す、エレガントな方向性がワインの味わいにもかなり確立されてきました。

 今回は3年前より働き始めた若きジュディッタもぜひ同行したいと立候補され2人での滞在でしたが若いチームがとても楽しく、良いムードで働いている事が伝わってきました。

 前半は東京訪問、後半は前回は行く事が叶わなかった京都に行ったり、大阪ではヨドバシカメラなど日本観光も楽しんだ2人。日本料理も口にあったようで、お寿司は何度か食べに行ったり、餃子×ビールも楽しんでいました。

 一緒にいくつかのお店を訪問する中で、ソムリエの皆さまからもよく質問をいただいた、温暖化の話。彼女の御祖父は20年前に既に察し、敷地内に池を造ることを構想していたそうですが、気候変動よりもここ数年はかんばつや大豪雨などの災害も増え、さらに深刻な影響が出ています。できる事は日々の畑仕事において、雨の後の速やかな処置や剪定方法など。

 産地自体が北向きの斜面であるオルトレ・ポーは、ようやく今の天候により優良なピノ・ノワールの産地として陽の目を浴びて来ている所もあるそうです。オルトレ・ポーDOCの会長も務めるフランチェスカはマッツォリーノと共にエリア全体の価値を高めさせようと、高いビジョンを共有してくれました。