ラ・キウヴァ/ LA KIUVA

フィルター

アルプスの麓、ヴァッレ・ダオスタのアルナ村。

伝統的な棚田ネッビオーロ栽培でワインを醸造する、地元の小さな小さな協同組合。


 ラ・キウヴァはアルプスにあるヴァッレ・ダオスタの小規模の協同組合です。ここでは昔から伝わる様々な農業ルールに基づき、組合のチームワークによる最良のブドウ栽培技術で主にネッビオーロ(現地ではピコテンドロと呼ばれる)が栽培されます。標高380 ~ 500m にある石垣造りの段々畑で、一時期は半分放置されていた垣根仕立て、合計でもわずか15ha の畑です。土壌は氷河時代に形成され、主にアルカリの砂地です。ワインは長期熟成させるため、非常に大きな収納スペースが必要となります。そのため、新しいセラーを建てるのではなく、アルナ村にある多くの歴史的建造物が選ばれ新しい命を吹き込まれました。

 建物内にはワイン醸造所だけではなく、年間を通し一定の温度で最適な環境で保管できる古いワインセラーがあります。地元を訪れる観光客で賑わうレストランも内設されていて、ここアルナの名産である”ラルド”をはじめ、山の伝統料理と共にキウヴァのワインが楽しめます。



■ アオスタのネッビオーロ種【ピコテンドロ】とは?
アオスタのネッビオーロ種は何百年もかけてアルプスの厳しい気候と環境条件に適応し、防御力を蓄えてきました。地元ではピコテンドロと呼ばれ、赤果実のニュアンスが強く、タンニンは穏やか。冷涼気候を感じるエレガントな味わいが特徴です。ラ・キウヴァでは地元の農業研究所の協力を得てアルナ・モンショヴェ地区のブドウ畑で土着自然酵母の研究を行い、2010 年からは土着酵母を使用する為、土地の特徴が際立つようになりました。


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